ホンダ シビック ハイブリッド(現行モデル)
ロングホイールベース化したミドルクラスのハイブリッドセダン
ホンダシビックハイブリッドは、2005年9月にシビックがフルモデルチェンジを受けたのに伴い、シビックハイブリッドも2世代目のモデルに進化した。
Hondaのハイブリッドシステムは、そのエンジン走行を主体とし、発進・加速時など燃料を多く消費する際にモーターで走りを補助するシステムであるが、ガソリンエンジンを電気モーターで補助するIMAのシステムは基本的に変わらないが、低速クルーズ時にはモーター走行だけのモードを新設したのが今回のモデルチェンジの特徴である。
1.3L 直列4気筒エンジン(95馬力)+モーター(20馬力)に3ステージi-VTEC+IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を装着し、最高31.0km/Lの超低燃費を達成した。各気筒には2つの点火プラグを備え、それぞれの点火時期を最適制御することで全域急速燃焼を実現するi-DSIエンジンに、VTECを融合したエンジンとなる。また、回生ブレーキの効率を高めたことも見逃せない。ミッションは、自動無段変速機マルチマチックSを組み合わせる。
グレードは、最上級「MXST」、上級「MX」と標準「MXB」をラインアップする。今回、シビック/シビックハイブリッド共通で、新デザインのフロントグリルとフロントバンパーを採用。新形状のリアコンビネーションランプを装着し、質感の高い上質なファブリックシートを採用している。
またMXSTの標準装備を充実させ、Honda HDDインターナビシステム<リアカメラ付>、Hondaスマートキーシステム、高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス(リアドア左右のみ)、アルカンターラインテリアなどを標準。MX専用のメーカーオプション「スタイリッシュパッケージ」(ハーフシェイド・フロントウインドウ、高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス)を新設定した。
2006年9月にはスポーティなMXSTを追加した。専用の16インチアルミホイールや横滑り防止のVSAを標準装備し、アルカンターラをシート表皮などに採用する。2007年9月にはMXとMX-BにもVSAを標準装備した。2008年9月のマイナーチェンジでは前後のデザインに手を加えるとともに、最上級グレードのMXSTにHDDインターナビを標準装備するなど、装備の充実化を図った。
グレード
グレード名 | 燃費 | 新車価格 |
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MXB | 31.0km/L | 2,289,000円 |
MX | 28.5km/L | 2,457,000円 |
MXST | 26.0km/L | 2,856,000円 |
スペック
ミッション |
電気式無段変速(CVT)
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車両重量 |
1260〜1290kg
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車両総重量 |
1270〜1310kg
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最小回転半径 |
5.3〜5.4m
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全長 |
4.535mm
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全幅 |
1.750〜1.755mm
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全高 |
1.435mm
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ホイールベース |
2.700mm
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最低地上高 |
135mm
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乗車定員 |
5名
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エンジン形式 |
LDA
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エンジン種類 |
水冷直列4気筒SOHC8バルブ+モーター
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使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン
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総排気量 |
1.339cc
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内径×行程 |
73.0×80.0mm
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圧縮比 |
10.8
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最高出力 |
94ps/6,000rpm
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最大トルク |
12.3kg・m/4,500rpm
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燃料タンク容量 |
50L
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モーター型式 |
MF5
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モーター種類 |
交流同期電動機(薄型DCブラシレスモーター)
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モーター最高出力 |
20ps/2,000rpm
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モーター最大トルク |
10.5kg・m/0〜1,160rpm
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主電池型式 |
ニッケル水素電池
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主電池個数 |
11
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容量 |
5.9(3時間率容量)Ah
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減速比 |
4.944
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ステアリング |
ラック&ピニオン
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フロントサス |
マクファーソン式
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リアサス |
ダブルウイッシュボーン式
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ブレーキ(F) |
ベンチレーテッドディスク
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ブレーキ(R) |
ディスク
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駆動方式 |
FF
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