トヨタ クラウン ハイブリッド
EVモードでも走行可能な本格ハイブリッドセダン
半世紀以上にわたり日本の高級車をリードする、13代目となるクラウン(CROWN)。
今回、「ロイヤル」シリーズ、「アスリート」シリーズに加え、新設定の「クラウンハイブリッド」を設定したのが本モデルになる。
全車に高い車両安定性と予防安全性能を確保する「VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)」を採用したほか、ドライバーの眼の開閉状態検知により一層の衝突被害低減を目指した、世界初のドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)」を設定、さらに、カーナビゲーションとの連動により高度な運転支援を実現するなど、世界トップレベルの性能を備えているのは、ハイブリッドモデルでも用意されている。
クラウンはかつて11代目の時代にマイルドハイブリッドと呼ぶモデルを設定したことがあった。これはいわば簡易型のハイブリッドとも呼べるもので、残念ながらあまり普及しなかったのが実情だ。
そこで今回のモデルではEVモードでの走行も可能な本格的なハイブリッド車を追加設定してきた。ハイブリッド部分の基本メカニズムはレクサスGS450hに採用されたものと同じで、これに改良を加えてクラウンに搭載した。
V型6気筒の3.5リッターエンジンと電気モーターを組み合わせてハイブリッドカーとしたもので、4.5リッター並みの動力性能と2.0リッター並みの低燃費を両立させたFR専用2段変速式リダクション機構付のハイブリッドシステム(V6・3.5L+モーター)を搭載し、296PS/37.5kg・mを、モーターは200PS/28.0kg・mを発揮、システムでは、最高出力345PSとなる。
また、スイッチ操作によってモーターのみで走行でき、深夜走行の静粛性に配慮し、排気ガスを低減するやEVドライブモードが設定されている。最新のJC08モードによる燃費は14.0km/Lで、2015年度燃費基準をいち早く達成した、環境に配慮しながらパワフルで滑らかな走りを実現するモデルだ。
グレードは、標準の「ハイブリッド」と、「ハイブリッド スタンダードパッケージ」をラインアップする。スタンダードパッケージは、リヤスポイラー&リヤバンパースポイラーを省き、本革をファブリックシートへとしている。またハイブリッド車には、専用のボディカラーが設定されるほか、インパネの仕様なども専用のものとされている。
グレード
グレード名 | 燃費 | 新車価格 |
---|---|---|
ハイブリッド スタンダードパッケージ | 15.8km/L | 5,950,000円 |
ハイブリッド | 15.8km/L | 6,190,000円 |
スペック
ミッション |
電気式無段変速(CVT)
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車両重量 |
1,840kg
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車両総重量 |
2,115kg
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最小回転半径 |
5.2m
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全長 |
4,870mm
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全幅 |
1,795mm
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全高 |
1,470mm
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ホイールベース |
2,850mm
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最低地上高 |
155mm
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乗車定員 |
5名
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エンジン形式 |
2GR-FSE
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エンジン種類 |
水冷V型6気筒DOHC+モーター
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使用燃料 |
無鉛プレミアムガソリン
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総排気量 |
3.456cc
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内径×行程 |
94.0×83.0mm
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圧縮比 |
11.8
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最高出力 |
296ps/6,400rpm
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最大トルク |
37.5kg・m/4,800rpm
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燃料タンク容量 |
65L
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モーター型式 |
1KM
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モーター種類 |
交流同期電動機
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モーター最高出力 |
200ps
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モーター最大トルク |
28.0kg・m
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主電池型式 |
ニッケル水素電池
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主電池個数 |
ーーー
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容量 |
ーーー
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減速比 |
3.266
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ステアリング |
ラック&ピニオン
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フロントサス |
ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
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リアサス |
ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
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ブレーキ(F) |
ベンチレーテッドディスク
|
ブレーキ(R) |
ディスク
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駆動方式 |
FR
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